2017/3/11 MASTER PEACE'17

昨年同様、今年も3/11はMASTER PEACEへ。
「ただただ楽しんでください」と主催者からのコメントにあったように、ただただ楽しむために行ったけど、やはり何度も何度も当時の記憶が蘇った。自分自身のことだけではなく、見知らぬ人のことも。

震災から4年後。岩手県内に住む人々の体験談を、文字に起こす仕事をしていた。淡々と語る人、話せなくなる人、大きな津波に人生で3度遭遇したことがある人、家族を目の前で失った人、特に被害がなく冗談交じりに話す人、震災を機に移住した人…それぞれの3.11について、たくさん聞き、自分の脳と手を通して文字にした。直後も、物資や手紙といった活動には参加していたけど、あとから思えば、それが「私の出来ること」だったんだろう。
この日は私にとっては結婚(式をした)記念日でもある。お花をもらう。それ以外にはお祝いはしなくなってしまった。でも復興という観点から考えたら、被害があった地域での消費活動をする、というのはすごく意味があることだと思っている。

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今回は所用があり14時過ぎの到着。
JUNKBOXでリストバンド交換をしてMACANAへ移動。15:00~のDizzy Sunfist、到着した頃にはすごい人だった。ほとんど動いていない私ですら熱気で汗ばむくらい、フロアが熱かった。疾走感って、こういうことを言うのだろう、と思った。
ちょっとライブとは話が逸れるけど、翌3月12日に、神奈川県横浜市で、Dizzy Sunfistの機材車の窓ガラスが割られ、機材が一式盗まれてしまったと聞いて、とても憤りを感じている。あんなまっすぐ頑張っている人たちが、こういう目に遭うなんて、やりきれない。→詳細
なんとか見つかってほしいし、犯人は逮捕されてほしい。
こういう目に遭っても、翌日のマスコロで良いライブをしたと聞いて、凄いと思うし尊敬する。絶対に解決してほしいと願っている。

ディジーのライブを見たあと、OVER ARM THROW待機のために、すぐJUNKBOXに行った。ちょうどバックドロップシンデレラのライブが始まった直後に中に入ったのだけれど、これが、とても楽しくて早めに移動して大正解だった。
ステージとフロアの一体感がすごかった。みんな気持ちいいくらいの掛け合いしてたし動きも楽しそうで、見ていてうきうきした。曲自体も好み。また絶対見たい。こういうのがサーキットの面白さだな、と思った。方向音痴だからサーキットは苦手だけど、それでも行ってしまうのは、こういうのがあるからなんだろう。

OVER ARM THROWは、去年は曲数少なかったけれど、今年はなんと9曲もやってくれた。
行きの車中で、聞きたい曲として、Chime、Music、Stardust、TONIGHTあたりが挙がっていたので、大喜びした。久々にChime聞けたのが、もう最高だった…。しかし実際には、そう思う曲だらけなので、どれを聞いてもスペシャルなのだけど。
でも、やっぱり、八戸に限らず東北で聞けるのは、とても、とても嬉しいことだと思っている。
言葉に尽くせないほど。
幸せな気持ちでいっぱいだった。

そこからHOOKへ移動してINFOGを見た。HOOKに行ったのは今回が初めて。
最近INFOGを見る機会に恵まれていて、続けてみているのだけど、やはり清々しくて、うきうきする。聞いてて気持ちがいい。もっと良い表現がきっとあるのだろうけど、とりあえず私の中で今のところ一番ぴったりだと思う言葉が「清々しい」なのだった。
そして3/20の下北沢にも行くことにしていて全部手配済みなのだった。
自分でも面白いくらいにハマってきたので、しばらく勢いに任せて可能な範囲でライブに行くつもり。

そこからMACANAに戻ったら、ちょうどMOTHBALLがライブをしているところだった。
好みだったので中に入りたかったのだけど、ぎゅうぎゅうだったので少しだけモニターで楽しんだ。
次に機会があったら見てみたい。

そして待ち時間が「10~15分くらい」とのことだったので、MACANA隣にある串鳥で買い食いをしよとしたら、なかなか出てこなくて。…それはそれで非常に楽しかったし、焼き鳥はびっくりするくらいおいしかったので何にも問題はないんだけど、遊んでいる間にG-FREAK FACTORYが入場規制になっていた…。私はほとんど全部見たと思う(たぶん)。ごみを捨てに行っていた旦那は「EVEN」以外はモニター視聴だった模様。
茂木さんがフロアに来て、みんなでそれを支えて、MCを聞いているうちに、泣けて仕方なくなった。号泣している人がたくさんいた。
住んでいた地域によっては、震災と直接関係がない人もいると思う。でも、あの日、あの場所で、茂木さんのMCを聞いたときに感じたことを忘れたくないなあと思った。

ライブが終わった後は、MACANAあたりで、お酒を飲みながら、ずっとだらだら喋ってた。
久々にあんなにゆっくりお話したかもしれない。
そのあとまわりが関係者だらけになったので、瞬間的に「そろそろ撤収したほうがいいかな」とは思ったりもしたけど結局離れがたくて、ずっとだらだらした。楽しくて良い時間だった。

サーキットだし、もっといろいろ見れたら良かったのだけど、体力とタイムテーブルの兼ね合いでこんな感じで2017年の私の3/11は終了。

書きたいことも、書きたくても書かないことも、まだまだたくさんあるっていうくらい、ものすごく濃くて嬉しくて楽しくて素晴らしくて忘れられない一日になった。
災害があったこと自体は、つらくて悲しいことだ。二度と起こってほしくない。けど、まだ終わってない、何も。それを意識して繋げて忘れないために、こういうイベントがずっと続いてくれたらいいなと願っている。