日曜日。
起きた時点では強めの雨が降っていた。でも中止の告知はなかった。
天気予報では午後からは「曇り」になっていたものの、悪天候のせいか、会場は前日ほどの混雑ではなかった。
FEELFLIPのスパイダーマンたち、見ていて楽しい。
反対側のステージではCOUNTRY YARDがスタンバイしていた。
ここ何回か、八戸でのライブに行けてなかったから、
ずっと楽しみにしていたのだった。最近ずっとI'll be with youばかり聞いていた。
わたしが現体制のカントリーを見るのは、これが最後になる。そういう切なさと、台風で中止にならなかった喜びで、涙が出た。カントリーが終わってから、みんながたいちゃんに向けて拍手してた。
カントリーの次がINFOGだった。
友達と、「INFOG見る」と約束していたので、前のほうで待機した。
前回見たのは5exitのツアーのときで、そのときも「いいな」とは思っていたんだ。
そして、しばらくライブに行っていない間に周囲からどんどん「INFOGが良い」って声が聞こえてたから気になっていて、今回数年ぶりにライブを見たら、ぐっと進化してた。
MCで、先輩バンドや、八食に出ることへの思いを熱く語っていた。涙腺を刺激された。
あとから通路で会って、ライブ良かった、という話になったんだけど、そのとき、
「ライブ終わったら、後ろにきくさんと木下さんがいて、褒められた、嬉しかった」
ということを、赤い目で教えてくれた。泣きそうになった。
ATATAは、『JOY完全再現GIG』ということで、収録曲全部やってくれた。
それは嬉しかったけど、個人的に「star soldier」が聞きたかったから、そこは残念だった。
始まる前にホルスタインの曲をやっていたみたいで(わたしはわからない)、
周囲のテンションが高くなっていた。
それにしても「song of joy」は名曲。ほんとATATAのライブ好き。
ライブ終わった後すごく、いい気持ちになれる。スペシャルな感じがする。
その次に見たのが、locofrank。
今年はlocofrankと縁があるようで、これで4回目(八戸ワンマン、KRF、渋谷)。
八食以外で初めて行ったフェスが、ロコフェスだった。
ずっと端のほうにいたけど、さすがにこコレは我慢できずにピットへ。
ものすごかった。熱量に圧倒された。
わたしは木下さんの声、すごく好きなんだ。
もし生まれ変われるなら、こういう声の男性になりたい、それでバンドやりたい。いつも、そう思う。
ぐちゃぐちゃになりながら楽しんできた。面白かった。
そしてUNLIMITS。
2013年に、八食に初めて来たときに演奏していたのが、アンリミだった。
あのとき、駐車場について車から降りたら、葉子さんの澄んだ伸びやかな声が晴れた空に響いていて、もっと聞いてみたいと思った。すごく好みだった。八食でアンリミを聞くたび、いつもその気持ちが蘇る。
それに加えて今年は、去年のこともあるからラスト2曲は特に泣けた。
ライブ自体を楽しみたいから、本当はいつも泣かないようにしているのに。日曜は終日泣いていた気がする。
台風で中止なんて考えられなかったから、
開催されただけで嬉しかった。
天気予報通りにはいかず、午後になっても雨が降っていたけど、
G-FEAK FACTORYが終わったとたん、嘘みたいに雨が上がってた。
「日はまだ高く」は聞く回数を増すごとに心に沁みる。
「EVEN」のように何か思い出があるわけじゃないけど、ライブで聞くたびに好きになっていく気がする。
そういえば、テレビや動画で見たことはあったけど、MOROHAのライブは初めてだった。
MCが、すごく印象に残っている。
「(自分が)ここにいるのは少し違うかもしれない。でも、これは【平日枠】。みんなは今まで日曜日を楽しんでた。そして間に平日(=MOROHAのこと)があって、このあと、G4N、Re:turn、OVER ARM THROW、HEY-SMITHがある。また日曜日が来る」
みたいなことを言っていた。
もちろんMOROHAが大好きなひともいるわけだし、別に平日枠とか思わない。
でも、うまいこというなあと感心した。
MOROHAの言うところの【日曜日枠】に戻り、Re:turnが始まった。わたしが今までに見たRe:turnのライブで一番だと感じた。地元バンドだから、あるいは、地元民だからって見たわけじゃない。純粋に、「Re:turnが見たい」と思って見た。だから、すごく満足した。
すごく印象にあるのは、今年は、遠征してきたひとたち(複数)に、「Re:turnすごく良かった」と言われたこと。
トリだった去年も言われたりしたけど、今年のほうがずっと言われた回数は多かった。
毎回全力でやってる状態で、今年のほうがいい感想を持つ人が多いってことは、純粋に「すごくなってる」ってことだと思った。全然関係者じゃない通りすがりの客だけど誇らしくなってしまった。
友達に「CD買ってきて」と頼まれたのも、すごく嬉しかった。
HEY-SMITHは確かNUBOの対バンで見たとき以来だと思う。盛岡かな。
今更かもしれないけど最近ものすごくendless sorrowが好き。
ずっと地面が思いっきり揺れてた。地震みたいに。
すごかった。
その次がOVER ARM THROWだった。
いつからか分からないけど、ぼろぼろと涙が出て、止まらなくなった。
台風で中止にもならなかったし、今回は3人揃ってるし、どこにいるかわからないけどきっとわたしの好きなひとたちも近くで同じ風景を見ているだろうし、去年は八食で見ることが出来なかったし、去年のSiMとかアンリミも思い出したりした。そんなこんなで嬉しさが爆発した。
でも、たぶんそれだけじゃない。
2週間くらい前に、今までの人生はなんだったのだろう、と思うような出来事があった。ものごころついてからずっと頑張ってきたことになにひとつ意味はなかったと思わざるを得ないような出来事が。でも、この日があることに支えられてた。ライブそのものや、会いたい人がいることが、わたしを支えてた。ささやかだし、くだらないかもしれないけど、救いだった。だから、その日を迎えられて良かったと思った。
そういういろんな気持ちが混ざって泣いた気がする。子供のころから考えても、あれほど泣いたことはない。
でも自分の心境は差し引いても、熱のこもった、かっこいいライブだった。
3人揃った状態のOVER ARM THROWを初めて見た友達がいる。
ライブが終わってから「ものすごく感動した」という内容の長いLINEが来てた。
誰かにとって最高でも、誰かにとってはそうでもないことがある。いろんな要素が揃って「最高」と感じるんだと思う。少なくとも、わたしにとっては、ものすごく意味合いの深い一日だった。
去年からの続きの気もする。でも、2013年からの続きな気もする。
どれだけライブに行っても、いつも「もっと」って思う。もっと見たい、もっと聞きたい、って思う。でも、この日はそういう感じがしなくて、ものすごく満たされた。
始まる前に、見知らぬ綺麗なひとが「泣き過ぎ、うつるからやめて」って言ってきたし、近くにいた友達はうつって泣いてたらしいし、遠くにいた友達にも「近くにいなくて良かった」って呆れられたし、自分でもドン引きしたくらいだ。でも、どうにもできなかった。
Dear my songsあたりで復活して元気になって、終わってからまた泣いた。
わたしはばかだな、と思う。でも、また八食で見ることが出来たのは、わたしには、かけがえのないことだった。
MCで、冗談めかして、「(出演は)シフト制だから」って言ってた。
でも違うと思う。OVER ARM THROWに関して言えば絶対違うと思う。
去年31バンドだったのも、みんなが去年泣いたのも、SiMのZINNIAも、バスタオルも、それを示してる気がする。仮に、シフト制だとしてもそれを超越した存在のバンドが幾つかあって、OVER ARM THROWが、そのうちのひとつなんじゃないかな、って友達とも話してた。愛されかたが、そういう感じな気がする。
終わって着替えて、日が暮れ始めて、少しずつ帰る人がいて、ちょっと寂しくなった。
いろいろ問題があるから、安定してずっと続くか分からない。必ず来年同じ場所で会えるとは限らない。
でも、ずっと続くといいなと心の底から思ったし、そのために出来ることがあるなら協力したいと思う。
全てを通して、ひとによって、受けた印象は様々あると思う。
わたしにとっては「終わってほしくない」って思うくらい楽しい一日だった。
また来年も開催されますように。
(1日目はコチラ)
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